保育活動

親子読書

親子読書会は、大人が子どもに本を読んであげる、つまり「読み聞かせ」を通して得られた子育ての喜びや悩み、絵本から得られた感動など、みんなで情報交換し合う「井戸端会議仲間」として、昭和42年に発足しました。
絵本は、子どもに生きている喜びを感じさせ、生きる力を与えます。同時に読み手である大人も生き返らせてくれる言葉の泉です。子どもは、母親から命をもらい、身体をもらい、そして言葉をもらいます。そのいちばん信頼している大人(母親)に読んでもらえる喜び、慈愛のこもった声の言葉、本を読んでもらっている穏やかな時間…、子どもは安心感の中で生き、感動し、そして成長していきます。ですから、絵本は子どもの成長になくてはならないものなのです。お仕事などでお忙しい保護者の方ほど、絵本は子育ての強い味方です。親子のふれあいはとても大切ですが、それは時間の長さではなく中身の濃さが大切です。短いけれども、充実した親子のふれあいの時間、それが親子読書です。

親子読書

読書会の活動は

(1)親子で絵本を読むこと
乳幼児の場合、大人が子どもに絵本を読んでやり、子どもはそれを見て聞くという活動です。

(2)毎月読書会だよりを発行
園での読み聞かせの様子、読んであげたい絵本の紹介などを行っています。

(3)親子読書会誌「ちねつ」の発行
1年間の親子読書会活動を通して感じたこと、お子さんの成長の様子や喜びなど何でも、会員の方全員で作る文集です。

(4)親子絵本づくり
読書週間の時期に、お子さんが描いた絵にそってお話づくりをして、世界に1冊しかない絵本を作ります。この手作り絵本は、お子さんが立志式を迎えるクリスマスにお子さん宛に小包で贈られます。
この絵本は、幼いときに親が子どもにいっぱい目をかけ、心をかけ、手をかけた証です。

子ども農園

作物を育てる活動を通して、自然界の不思議と発見の感動があります。太陽と水と、そして土のもつエネルギーで作物が育っていくことに気づき、そしてそれをいただく(食べる)ことで自分たちの命をつないでいくことを学びます。
年少の子どもたちも収穫に参加し、異年齢の交流をする中で、それまで嫌いだったものを口にしてみる姿も見られます。
収穫した作物は行事の中でも活用されて、より一層子どもたちの作物を育てる喜びを大きくしています。

和太鼓クラブ

自己中心的だった子どもたちは、4歳くらいになると仲間と一緒に活動する力が芽ばえてきます。保育教諭や友達と一緒に、目標をもって取り組む活動を通して協調性といった非認知能力を高めていきます。相手のことを受け止め、尊重できるようになるのも、友だちと関わって活動するからです。

つちはしこども学園では、そんな子どもたちの芽をじっくりと育てていきたいと考え、和太鼓演奏に取り組んでいます。
和太鼓のリズムは、日本人の心の鼓動です。ふるさとの息吹を感じる和太鼓の演奏に取り組むことで、音楽の楽しさはもちろん、身体の運動機能の発達や、約束を守り、仲間と心をひとつにしてやり遂げる充実感、そして 自分の音と相手の音との調和にも気づいていく。それは、この活動を通してでしか味わえないものです。4・5歳の子どもたちは和太鼓クラブに加入し、継続的に地域交流活動をしています。