幸せなお母さんと子どもの気持ちのいい関係…お母さんと子どもは一心同体ではありません・・・

おかげ様で、運動会を開催できました。コロナ禍の中、3密が心配される行事はとても気を遣います。たくさんの方に参加していただきたい気持ちは山々なのですが、もし感染者が出た時どうするか。まず、参加者のその後の行動、所在が明らかであることが求められます。なので、不特定多数の人は参加できません。来年こそは おじいちゃんおばあちゃんにもご参加いただきたいですね。その際はどうぞよろしくお願い致します。

さて、子ども達は戸惑いながらも、集団活動を発表することができました。練習時の園での様子とは違う姿だったり、もちろん家庭での様子と違う姿にも気づかれたと思います。「頑張った!感」を味わった年長さんは、運動会後の行動に変化が見られます。集団行動が苦手な子どもが増えているのですが、少しずつですが、集団教育に参加できるようになってきています。年長児だけでなく、年中年少の子ども達も集団活動にそれなりに参加し経験出来た事で、次の活動に生かしていけるのです。この事は、保護者の方が家庭でどんなに頑張っても、決して身につけることは出来ません。

 無理やり言う事を聞かせようとしても、子どもには子どもの都合があり、特にお母さんの考えを理解したり、そうなりたいと願うわけではないのです。「お母さんが言ったよ」は、子どもにとっては日本国憲法より守らねばならぬ重要事項です。でも、子どもの人生は子どものもの、子どもが必要としていることもご両親とは違います。家庭は、大人をモデルにして、基本的生活習慣を身につける場です。自分の力を精一杯生かして自立して生きていく人間になることが教育の目標です。嫌な思いはさせたくないかもしれませんが、子ども達が経験したことは、きっとその子の生き方に生かされていくのです。今は、子どもが七転八倒しながらがむしゃらに生きていることが大切です。つらいこともあったけど、楽しいこと嬉しいことがいっぱいあった人生にしてほしいと思っています。

最後に、嬉しいこと、楽しいことは、自分自身の考えが生み出すのです。